[マジェスティ125]ジャダー対応
ベルト・プーリー交換で改善していたジャダーが再発してきたのでクラッチ清掃を行いました。

カバーを開けるとうっすら黒くオイリーな状態が壁一面・・・

クラッチを外すには専用の工具



これがないとできないと通説ですが、クラッチ内部をばらすわけではないので



こいつで固定して外しました。



オイルシールから漏れ出ているというよりは、クラッチのグリースとベルトカスが付着していたという感じでしょうか・・・

ドラムを清掃すると錆び粉が大量に付着していたのでパーツクリーナーで清掃。
その後、#300のやすりでフラットに削り、進行方向ではない内外に縦傷をつけパーツクリーナーで脱脂し終了。

クラッチシューには金属が解けて固着したようなものが付着していたので#300で削りきれいにしたのちパーツクリーナーで脱脂。

組み立て試運転。

ジャダー完全消失。

エンジンの動力がどストレートにつながる感じです。

[マジェスティ125]キャブレターとオートチョークの関係
始動性悪さに悩まされ続け色々いじって良くなった感じになるものの元に戻るを繰り返し続け…

オートチョークがちゃんと動作しておらず、始動時と通常時が同じ条件になっていると考え、オートチョークの配線を調べてみた。

キーオフで端子電圧限りなく0V(なぜか微弱電流が流れていた)

キーオンで端子電圧0.13V
0.13Vってなんだ?
と悩むも思うものなく…直流レンジで計ってみる

端子電圧13.29V

んー
マジェスティは交流ではなく直流ですね。
バッテリー電圧と同じなので間違いない。

となると電圧は掛かっているがオートチョークが正規の動きをしていないと判断

繋いで伸びる前と伸びた後を確認

オフで17mm

オンで22mm

動作はしている・・・
ようわからん

キャブレターのオートチョークの弁の深さを調べます





20mmでした

大陸製品はバラす事ができないため、元々ついていた純正品を分解清掃調整をすることにしました。

内部のピンが固着しており動作していない状態でした。

取り出し、ベルハンマーを掛けピンをひたすら主導で動かし脱脂

組み立て、縮んだ状態を16mmとして完成させキャブレターに組み込みました。

エンジン始動

回転数が通常より500rpmほど上昇。1~2分ほどで通常時に戻る。

本来のオートチョーク機能が戻りました。

安定アイドリング値を1550rpmとして回転数調整。空燃比もいい感じに調整。

始動時超安定。途中を含めエンスト知らずに改善しました。

大陸製のマジェスティ125対応とうたうオートチョークは全部だめですね・・・


[マジェスティ125]若返り化 リアベアリング類交換
前回組み間違えでベアリング壊したので修正します。

今回用意した物


某テーマパークでも愛用のNSK製





ベアリングを抜くのに必要な工具



真鍮棒はなにかと役に立つので持っておくことをおすすめします。



ベアリング類を抜いたらきれいにします。

このベアリングは既に中にグリースが封印されているので何かを掛けるというのは避けるのが基本です。

ベアリングサイズに合う治具を当てがいハンマー手叩いて入れていきます。
私はベアリング外径に合うラチェットコマがあるのでそれを当てがい叩き入れます。
奥まで到達すると金属音が増すのでそこで打ち込み終了です。

オイルシールの隙間にグリースを入れ込みベアリングと同じ要領で入れ込みます。

裏側から小さいオイルシールを入れ込み組み込み完了です。

あとは"元"あった通りに組み立てて修了です。



今回オイルシールが入らず外側がおかしくなってしまいました・・・

試運転とスロットル開けてタイヤが回り始めたらエンジンを切って惰性で回転をさせてみましたが結構な時間回り続けていました。
こうなるとギアボックス内のベアリングもいじりたくなってきます(笑

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