[思う事]台風接近に伴う計画運休について
今回の台風6号7号で新幹線が計画運休をして批判しているコメンテーターをTVでよく見かけました。
コメンテーターたちも勝手に批判してて楽な仕事だなと思いちょっとブログに書きます。
そもそも談。
昔は台風が来ても止まる事は無かった。事前に止める事もなかった。
逆に昔は無知だった。昔は安全はどうでもよかったという事です。
1つに道床の問題
コンクリートでガッチガチに固められている物ならば雨が降ったら外へ流れます。
盛り土の場合表面に降り注いだ水は地面に吸収されます。
水分を含んだスライムは重さに耐えられず横へ逃げようとします。
そう、崩れます。
一般鉄道の条件に非常制動距離という物が法により定められています。(※1)
その距離は600m以下です。
しかし、新幹線にはその600m規制はありません。実際、新幹線が非常制動をかけても止まる場所は数キロ先。現場は分からん。となります。
地面流れたところに侵入したら弾丸となって四方に飛び散って住民を巻き込んだ事故になるでしょう。
また、強風(突風)の問題です。
昭和53年2月28日
帝都高速度交通営団(現在の東京メトロ)の東西線が竜巻にあおられ脱線横転。21人負傷。
昭和61年12月28日
日本国有鉄道(現在のJR西日本)の山陰線が突風にあおられ全客車が橋梁から転落。転落した工場職員含め6人死亡、6人負傷。
平成6年2月23日
三陸鉄道の南リアス線が強風による速度規制を行うも強風にあおられ脱線。5人負傷。
平成6年2月22日
JR北海道の根室線が強風による速度規制を行うも強風にあおられ脱線。28人が負傷。
平成10年3月19日
JR九州の筑肥線が強風にあおられ脱線。3人負傷。
ここ45年間だけでもこれだけでも、死者6人、負傷者63人が負傷してます。
福知山線脱線事故もそうですし、JAL123便墜落事故もそうですが、予期せぬ事が起きるから事前に対策を講じます。
自然に対しての対策です。
盛り土をコンクリート造りに変える。防風壁を設ける。速度を落とす。脱線防止ガードを設ける。
どれも想像での対策でしかありません。
今後毎日起こる事の対策であれば上記対策を何重にも重ねてとなるでしょうが、台風は要因がわかっている以上運休が正しい対応です。
駅間で止まるような事が起きたら強風大雨の中列車から降りて歩くんですよ?また、列車の重さって知ってますか?18両で700tあるそうです。さらに人の重さ。
弱まった地盤にその重さ掛けたら耐えられないでしょう。
無理して走らせました。崩れました。脱線転覆しました。死者数百人です。明日の初電から運転します。はあり得ません。1日2日の運休で再開できる判断です。
今回JR東海やJR西日本が受けた損害額は批判している方々は把握しているのでしょうか?
動かさないから電気代掛からなくて得だろは間違ってますよ。
本来の売上は払い戻しで消えます。従業員は帰る訳ではないです。それらの対応をしています。人件費掛かってます。台風通過後線路設備等の点検などに人件費掛かります。また、通常の人員では足らないので増員します。さらに人件費かかります。
台風が過ぎた翌日も朝から乱れていると報道がありますが、そりゃそうでしょう。
その辺に止めた列車を適当に運転再開するわけにはいきません。
毎日点検をし異常が無いことを確認しないといけません。
また、乗務員の確保の問題もあります。
終電を押して運行した。終電後その列車は駅に放置?違います。
車庫にしまいます。運転士は?寝ずに働け?
就業規則で何時間の休憩を与えると定めています。それは事故防止のためです。
そして、台風で大雨降った道床や線路、その他設備を放置して翌日の運行をするわけもありません。
点検をして全く問題が無い事を確認しています。
だからよその国の様に列車に乗ったまま帰らぬ人になんて事が日本ではほぼ起きません。
せっかくの旅行なのにとお怒りは分かります。
でも混んでいるからこそ余計慎重になります。
今回JR東海・JR西日本は英断だったと思います。
逆に、JR止まっても飛行機止まっても空気輸送している鉄道ありますが、あの会社は安全軽視ですからね・・・
※1 現在法での定めは無いが準じたものでないといけない。
コメンテーターたちも勝手に批判してて楽な仕事だなと思いちょっとブログに書きます。
そもそも談。
昔は台風が来ても止まる事は無かった。事前に止める事もなかった。
逆に昔は無知だった。昔は安全はどうでもよかったという事です。
1つに道床の問題
コンクリートでガッチガチに固められている物ならば雨が降ったら外へ流れます。
盛り土の場合表面に降り注いだ水は地面に吸収されます。
水分を含んだスライムは重さに耐えられず横へ逃げようとします。
そう、崩れます。
一般鉄道の条件に非常制動距離という物が法により定められています。(※1)
その距離は600m以下です。
しかし、新幹線にはその600m規制はありません。実際、新幹線が非常制動をかけても止まる場所は数キロ先。現場は分からん。となります。
地面流れたところに侵入したら弾丸となって四方に飛び散って住民を巻き込んだ事故になるでしょう。
また、強風(突風)の問題です。
昭和53年2月28日
帝都高速度交通営団(現在の東京メトロ)の東西線が竜巻にあおられ脱線横転。21人負傷。
昭和61年12月28日
日本国有鉄道(現在のJR西日本)の山陰線が突風にあおられ全客車が橋梁から転落。転落した工場職員含め6人死亡、6人負傷。
平成6年2月23日
三陸鉄道の南リアス線が強風による速度規制を行うも強風にあおられ脱線。5人負傷。
平成6年2月22日
JR北海道の根室線が強風による速度規制を行うも強風にあおられ脱線。28人が負傷。
平成10年3月19日
JR九州の筑肥線が強風にあおられ脱線。3人負傷。
ここ45年間だけでもこれだけでも、死者6人、負傷者63人が負傷してます。
福知山線脱線事故もそうですし、JAL123便墜落事故もそうですが、予期せぬ事が起きるから事前に対策を講じます。
自然に対しての対策です。
盛り土をコンクリート造りに変える。防風壁を設ける。速度を落とす。脱線防止ガードを設ける。
どれも想像での対策でしかありません。
今後毎日起こる事の対策であれば上記対策を何重にも重ねてとなるでしょうが、台風は要因がわかっている以上運休が正しい対応です。
駅間で止まるような事が起きたら強風大雨の中列車から降りて歩くんですよ?また、列車の重さって知ってますか?18両で700tあるそうです。さらに人の重さ。
弱まった地盤にその重さ掛けたら耐えられないでしょう。
無理して走らせました。崩れました。脱線転覆しました。死者数百人です。明日の初電から運転します。はあり得ません。1日2日の運休で再開できる判断です。
今回JR東海やJR西日本が受けた損害額は批判している方々は把握しているのでしょうか?
動かさないから電気代掛からなくて得だろは間違ってますよ。
本来の売上は払い戻しで消えます。従業員は帰る訳ではないです。それらの対応をしています。人件費掛かってます。台風通過後線路設備等の点検などに人件費掛かります。また、通常の人員では足らないので増員します。さらに人件費かかります。
台風が過ぎた翌日も朝から乱れていると報道がありますが、そりゃそうでしょう。
その辺に止めた列車を適当に運転再開するわけにはいきません。
毎日点検をし異常が無いことを確認しないといけません。
また、乗務員の確保の問題もあります。
終電を押して運行した。終電後その列車は駅に放置?違います。
車庫にしまいます。運転士は?寝ずに働け?
就業規則で何時間の休憩を与えると定めています。それは事故防止のためです。
そして、台風で大雨降った道床や線路、その他設備を放置して翌日の運行をするわけもありません。
点検をして全く問題が無い事を確認しています。
だからよその国の様に列車に乗ったまま帰らぬ人になんて事が日本ではほぼ起きません。
せっかくの旅行なのにとお怒りは分かります。
でも混んでいるからこそ余計慎重になります。
今回JR東海・JR西日本は英断だったと思います。
逆に、JR止まっても飛行機止まっても空気輸送している鉄道ありますが、あの会社は安全軽視ですからね・・・
※1 現在法での定めは無いが準じたものでないといけない。
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